「オブジェクト指向設計実践ガイド」を読んだ

だんだん読書ブログ化してきましたが、「オブジェクト指向設計実践ガイド」という本を読みました。

rubyをベースに、良いオブジェクト指向設計を実践するための考え方を紹介する、という本です。

全体として最も特徴的なのは、最初から正解となるコードを紹介するのではなく、セカンドベストというか、決して最適では無いけど、現状それを判断する材料も無ければこのぐらいで止めておくのも選択肢の一つです、という感じで、コードの成長の余地を残した説明が多い点です。

最初から完璧な、理想的な設計だけでコードを書かれても、「そうゆうものか?」と思ってしまい、今ひとつ納得感が得られないものですが、このやり方だとかなり納得感を引き出すことに成功していると思います。

あと、やはり最初から完璧な設計はできないので、試行錯誤しながら、少しずつ良くしていく、という所も良いところですね。

依存関係が少なく、適切に抽象化された設計を実践するために、非常に参考になる本です。