前回に続いて、「キチスカ002」開催に向けて、「Scala関数型デザイン&プログラミング」の読み方を解説します。
Scala関数型デザイン&プログラミング―Scalazコントリビューターによる関数型徹底ガイド
- 作者: Paul Chiusano,Rúnar Bjarnason,株式会社クイープ
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2015/04/30
- メディア: Kindle版
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第1章は関数型プログラミングの概念の解説で、なかなか実際に動くコードが出てこないのですが、第2章から実際に動くコードが出てきます。
コードの実行方法
第2章では最初に基本的なScalaのコード例として、「リスト2-1 gettingstarted/GettingStarted.scala
」が出てきます。本文中にはコードの解説は有りますが、sbtからの実行方法が書かれていません。このコードは、下記の手順で実行することができます。
$ git clone https://github.com/fpinscala/fpinscala.git $ cd fpinscala $ ./sbt > project exercises > run
sbtのrunコマンドは、mainメソッドを実行するコマンドですが、サンプルコードのように一つのプロジェクトに複数のmainメソッドが有ると、どのパッケージに属するmainメソッドを実行するか、確認してくれます。
Multiple main classes detected, select one to run: [1] fpinscala.gettingstarted.MyModule .... Enter number: 1 ....
今回の場合は、最初に表示されるfpinscala.gettingstarted.MyModule
を実行するとので、1を選択します(1を入力して、enter keyを押下)。
実行結果が表示され、終了します。
The absolute value of -42 is 42
引き続き、[success]...
という文字列は、sbtが出力している文字列で、MyModule
の中で定義されたものではありません。
exerciseを解く
あとは繰り返し、コードを書いて、同じようにsbtから実行します。