吉祥寺.pm11を開催します

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やっといつものペースに戻ってきました、吉祥寺.pmです。

7月の中旬開催ということで暑い夏には、熱い情熱を!ということで、テーマは「いま全力で取り組んでいる言語やライブラリについて」となりました。

熱いトークをお待ちしておりますが、大型イベントYAPC::Fukuoka 2017 HAKATAと、builderscon - Discover Something Newに挟まれての開催なので、肩の力を抜いた緩いネタも歓迎しています。

あと、今まで人前で発表したことが無い方はばっちりフォローします!

USB Type-CのHDMI変換機を買いました

先日の吉祥寺.pm10で運営費のカンパをいただきました。ありがとうございます。

早速ですが、最近USB Type-CのMacBookを持ち込まれる方が増えてきたのと、会場で貸し出されるプロジェクタにHDMI端子付きの物が用意されたのでType-C用のHDMI変換機を購入しました(あとケーブルも)。これでどんなマシンが来ても大丈夫(?)です。

AnkerからはほかにもUSBハブ付きの物も出ていて、常用するにはこちらが良さそうです。

今後とも吉祥寺.pmをよろしくお願いします。

吉祥寺.pm10が終わりました

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今回は参加31人ということで、過去2番目の参加人数、更には初めての参加社もたくさんいらっしゃったので、非常に新鮮なイベントとなりました。

参加された皆様、ありがとうございます。

スライドをアップしたり、感想をブログに書いたりするまでが吉祥寺.pmなので、よろしくお願いします。

次回は7月開催を予定しています。今回はテーマ的にコードがまったく出てこない会だったので、次回はテーマを「ブレイクスルー」として、「こんなライブラリで問題を解決した」「dirty hackだけど、目の前の問題は解決した」みたいなことを話して頂けると幸いです。コード量多めで!

と言うわけで次回吉祥寺.pm11でお会いしましょう。

あと、HDMI接続の人とか、type-C端子の人が増えてきたので、ケーブル類を用意しないと…

Test2::Plugin::TermEncodingというモジュールを書きました

先日、Test2::Suiteを使ってテストを書くというエントリを書きました。

kichijojipm.hatenablog.com

Test2::Suiteには、Test2::Plugin::UTF8というモジュールが含まれていて、これを使うことでutf8 pragmaが有効になり、テスト結果の出力をUTF-8エンコードしてくれます。

しかし、世の中にはWindowsという、未だターミナルのエンコーディングUTF-8ではない環境も有るので、このままでは少し不便です。そこで、Test2::Plugin::TermEncodingというモジュールを作りました。

使い方は簡単で、単にテストコードの先頭でuse Test2::Plugin::TermEncodingとするだけです。これだけで、Term::Encodingモジュールを使ってターミナルのエンコーディングを取得して、適切なエンコーディングの設定が行われます。

また、pipeで出力結果を別のアプリに繋ぐときなど、ターミナルのエンコーディングに合わせたくない時も有ると思いますので、出力先がターミナルではないときには、自動的にutf8がセットされるようになっています。

久しぶりにCPAN moduleを作りたくなったので、作ってみました(久しぶり過ぎて最初MANIFESTを作り忘れて空っぽのアーカイブをアップロードしてしまいました…)。

Programming Perl

Programming Perl

Learning Perl: Making Easy Things Easy and Hard Things Possible

Learning Perl: Making Easy Things Easy and Hard Things Possible

Test2::Suiteを使ってテストを書く

吉祥寺.pmは一応(?)Perlのイベントなので、たまにはPerlのことを書いてみます。

Test2モジュール

Perlのテスティングフレームワークと言えばTest::Moreがスタンダードですが、今リリースされているTest::More v1.3以降では内部構造が全て作り直されていて、Test2というモジュールがベースになっています。

Test2モジュールでは、テストの結果やメッセージが全て「イベント」という形で取り出せるようになっていて、テストモジュールの作者は従来より確実にテストができるようになっています。

詳細は割愛しますが、従来のTest::Moreではテストモジュールのテストが難しい、という課題を解決するためにTest2モジュールは作られました。

Test2::Suiteモジュール

さて、Test::Moreの中身はTest2モジュールを使って書き直されていますが、後方互換性を維持するため単にTest::Moreを使うだけであれば、テストの書き方は従来とまったく変わりませんが、おなじくTest2モジュールをベースにしたTest2::Suiteというモジュールを使うと、今までよりテストを書く上で便利な機能が使えるようになります。

例えばTest2::Bundle::Moreを使えば、より詳細なメッセージを出力するis_deeplyが使えますし、Test2::Plugin::UTF8というプラグインを使えば、Unicode文字列が正しく表示されるようになります。

use Test2::Bundle::More;
use Test2::Plugin::UTF8;

use utf8;

my $hash1 = { name => "ガンダルフ" };

is_deeply($hash1, { name => "サルマン"}, "イスタルの名前");

done_testing;

実行すると(当然ハッシュの中身は一致しないので)テストが失敗し、その詳細なメッセージが表示されます。

$ perl test.t
not ok 1 - イスタルの名前
# Failed test 'イスタルの名前'
# at test.t line 8.
# +--------+------------+----+----------+
# | PATH   | GOT        | OP | CHECK    |
# +--------+------------+----+----------+
# | {name} | ガンダルフ | eq | サルマン |
# +--------+------------+----+----------+
1..1

Test::Moreis_deeplyより読みやすい形式で出力されました。また日本語を出力しても、おなじみのWide Character...のメッセージも出力されていません。

なお、Unicode文字列を表示する際には、Unicode::GCStringモジュールがインストールされていないと、正しい文字幅で表示できない旨の警告メッセージが表示されるので、併せてインストールしておいた方が良いようです。

おわりに

このようにTest2::Suiteを使うことでTest::Moreより分かりやすいテストが書けるようになります。ぜひ使ってみてください。

かんたん Perl (プログラミングの教科書)

かんたん Perl (プログラミングの教科書)

吉祥寺.pm10のトーク枠、LT枠が埋まりました

kichijojipm.connpass.com

吉祥寺.pm10のトーク枠、LT枠が全て埋まりました。

今回はテーマを「カンファレンス、勉強会、そしてPerl入学式」と設定しましたが、実際には発表される方におまかせしているので、主催者である自分も何が出てくるかは全然分かっていません!

参加者はまだ募集中なので、迷っている方は是非ご参加を!

「プログラミングClojure 第2判」を読んでいます

ずっと以前に買ったまま、積んであった「プログラミングClojure 第2版」を読み始めました。

一つ一つの機能について、凄く丁寧に解説されていて、書かれているコードをREPLで実行しながら確かめていくと、挙動については「なるほどー」と理解していける構成になっています。

ただ、今時フィボナッチ数を再帰で求めるコードを書いても…と思う所は有り(だって、実際のプロダクションコードで書かないでしょ、フィボナッチ数を求めるコード…)、この手の「今、関数型言語が求められている現場からの要求」と入門書が上手くマッチしない感は何とかならないものかな、とは思いました。

コンパクトにまとまっていて、数日あればコードを書きながら読み進められるので、まずは最後まで読んでみようと思います。

プログラミングClojure 第2版

プログラミングClojure 第2版